初動を誤ると、会社が“加害者”として炎上します。弁護士が整理します
訪問介護等の現場において、「財布がなくなった」「お釣りが合わない」という金銭トラブルの訴えは頻発します。この時、事実が不透明な段階で「うちの職員は絶対にやっていない」と断言したり、逆に家族の剣幕に押されて「会社で全額弁償します」と安易に約束してしまうことは、どちらも極めて危険です。
初期対応を誤れば、民事上の賠償責任、刑事事件への波及、行政・指定権者からの監査、そして深刻な風評被害や労務トラブル(不当解雇)へと連鎖的に発展します。会社を守るためには、「客観的証拠に基づいた冷静な初動」が不可欠です。
これらはすべて、後々の交渉や裁判で会社を極めて不利な立場に追い込む「自爆行為」です。
「財布がない」と言われたら
利用者や家族から「ヘルパーが帰った後に財布がなくなった」と訴えられるケースです。本当に盗難なのか、利用者の認知機能の低下(物忘れ)なのか、あるいは家族内での持ち出しなど第三者の可能性があるのか、初期段階では判断がつきません。安易な謝罪は禁物です。
預かり金・立替金・買物代行の金銭管理ミス
利用者の買い物代行時にお釣りを渡し忘れたり、レシートを紛失したりするケースです。事業所としてのルールが曖昧なために「横領疑惑」へと発展しやすく、家族との信頼関係を一瞬で破壊します。
キャッシュカード・暗証番号・通帳の取り扱い
「ついでにお金を下ろしてきて」と頼まれ、職員が好意で暗証番号を聞いてしまうケースは事故の温床です。属人的な対応は極めて危険であり、トラブル発生時に身の潔白を証明することが困難になります。
疑惑が生じた直後から、以下の手順を迅速かつ冷静に進める必要があります。一人で抱え込まず、弁護士と連携して進めることが確実です。
「疑わしいから明日から来なくていい(クビ)」は、法律上通用しません。
十分な証拠がないまま、あるいは適正な手続きを踏まずに懲戒解雇を強行すると、後に職員から「不当解雇」として労働審判や訴訟を起こされるリスクがあります。会社側が敗訴した場合、多額のバックペイ(解雇期間中の未払い賃金)や慰謝料を支払うことになり、事態がさらに悪化します。
横領や窃盗が事実であった場合、会社が利用者に立て替えて弁償した金銭などを、当該職員に請求(求償)することになります。
※個別事情(事案の難易度・緊急度・対象人数等)により金額は増減する場合があります。
※代理人として受任する場合は別途委任契約が必要です。また、利益相反となる案件はお受けできません。
| 相談料 |
30分 11,000円(税込)
※顧問契約前提の方は初回無料 |
|---|---|
| 初動助言 |
330,000円(税込)
事実整理・対外説明の線引き・社内ヒアリング設計など |
| 内部調査支援 |
330,000円(税込)
ヒアリング同席・証拠整理・報告書骨子の作成など |
| 懲戒処分・解雇手続 |
330,000円(税込)
就業規則の確認・弁明機会の付与・通知書作成など |
|---|---|
| 被害者側との交渉 |
440,000円(税込)
利用者やご家族との示談交渉・説明対応 |
| 刑事対応 |
550,000円(税込)
被害届・告訴の相談、警察など捜査機関への対応 |
| 損害賠償請求 |
着手金 440,000円(税込)+ 報酬 17.6%
職員への回収・返金合意・民事訴訟対応 |
内部の不正トラブルは、“疑いが生じた段階”での初動がすべてです。
「どう対応すべきか迷っている」「家族から強く責任を問われている」
事態が深刻化する前に、速やかにご相談ください。
※顧問契約者様は優先的に対応いたします